耐震性が高く大空間を実現するSE構法の棟上げレポート
SE構法は、構造の強度を保つ柱や壁が少なくても耐震性の高い建物が建てれる工法です。柱や壁を少なくすることで、壁で仕切ることをしない広々とした空間を生み出すことができます。最大で9Mのスパンの開口を造ることが可能です。
その特徴を生かすことで設計の自由度が増し、広々としたリビングやビルトインガレージなど木造では、困難とされる建物を実現します。
アースティックでは、北九州市ひびきのエリアで、SE構法の施工実績が多数ございます。
今回は、実際の棟上げの模様をお伝えしながら、耐震性の高さをご紹介いたします。
(棟上げをご紹介するのは、ひびきのエリアM様邸です。誠にありがとうございます。)
なぜ、耐震性能が高いのか?
強度が高く品質の安定した構造用集成材の使用
上の写真の柱や梁は、構造用集成材を使用しています。
構造用集成材と言われても聞きなじみがない言葉ですよね。
従来の木造住宅で使用される柱や梁は、自然の無垢の木を使用します。
しかし、自然の木材は、乾燥の度合いや個体差により、どうしても、わずかに反りやねじれが発生してしまいます。
また、どうしても個体差によって強度にばらつきが出てきます。
構造用集成材は、そうした自然の木材を補う形で造られた材料です。
構造用集成材は、よく乾燥した木材をまず、強度ごとに分類します。この分類した木材を強度が一定に保たれるように科学的に計算して貼り合わせて作られています。
だから、高い強度と安定した品質を保つことができます。
接合部分が特殊な金物接合
SE構法では、柱と梁の接合に特殊な金物(ドリフトピン)とボルトで接合します。これにより、従来の住宅建築で使用されている「ほぞ」接合より高い耐震性が期待できます。
ドリフトピン
画像の黒い金具のことです。
梁のスリット状の溝に差し込み更にピンを打ち込み強固に固定します。
基礎と柱の連結が強固
大きな地震による被害が最も起こりやすいと言われているのが、基礎と柱の連結部分です。
SE構法では、「 柱脚金物 」とよばれる特殊な金物で基礎と柱を直接連結しています。
ポイントは基礎と直接連結している点です。
在来工法でも金物による補強を行いますが、その場合、基礎に木材の土台を固定して柱をその木材に固定します。この方法では、強度に限界があります。
SE構法では、在来木造のホールダウン金物の5倍以上もの力を発揮します。
以上をまとめると、SE構法の大きな特徴は、躯体部分の木材に構造用集成材を使用する。梁と柱の接合に特殊な金物を使用する。基礎と柱の接合もまた、特殊な金物で基礎に直接接合する。この3点があげられます。
また、本来、木造建築では、義務付けられていない構造計算を全棟行うことも、特徴の一つです。
アースティックは、SE構法の福岡県のプレミアムパートナーです。
SE構法は、店舗兼住宅、オフィス兼住宅、ビルトインガレージの家など広い空間を必要とするの建築に向いています。
例えば、店舗スペースは、仕切りのないワンフロアの広々空間、1階部分をガレージとして利用した住宅など…これまで、木造では、難しいとされた建物でもSE構法なら実現が可能です。
北九州ひびきのエリアで、店舗兼住宅やビルトインガレージの家を検討中でしたら、是非、アースティックまでお気軽にお問い合わせください。
新しい選択肢がきっと見つかります。