職人集団「EH会」

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住宅に息吹を与える

内装仕上げ工事

手嶋 純也

デザイナーの要求に対して完璧な仕事で応えてくれる内装仕上げのスペシャリストです。
技術の高さとメンテナンス性や強度など内装仕上げ材に深い知識を持つ30年来のベテラン。

仕事内容について教えてください

内装部分の仕上げを全般的に行っています。
壁面のクロス貼り、フローリングを使用しない床の化粧シート貼りが主な仕事になります。
また、アースティックの注文住宅では、色の調和やオリジナリティを出す目的で、既製品の建具ではイメージに合わないときなどは、建具に化粧シートを貼ることで、より意匠性の高い内装へ仕上げています。建具など凹凸が複雑な部材にシートを綺麗に貼るには、内装仕上げのなかでも、少し特殊な技術が必要です。よく見ても、化粧シートを貼っているとは分からない仕上げになるように細心の注意を払って施工させていただいています。
壁紙は、お住まいの方が一番多く目にすることになる部分です。
壁紙の施工で最も大切なことは、下地をいかに綺麗に平坦にするかです。クロスの下地材は、石膏ボードという板材になります。この板材の継ぎ目、ビス止めの箇所にわずかに凹凸が生じます。私たちはこの部分にパテ埋めをした後、ペーパーで磨き均一で平坦な面をつくっていきます。その上でクロスを貼る工程へと移ります。下地工程を疎かにすると美しい仕上がりにはなりません。
アースティックでは、私たち内装仕上げの工程の前、大工さんの工程で、極力継ぎ目が少なくなるように下地材を割り付けて貼るという工夫もされています。

仕事のこだわりや、やりがいを教えてください

私たちの仕事は綺麗であって当たり前だと思っていますが、特に注意をしているのは、クロスの継ぎ目です。
アースティックの注文住宅では、折り上げ天井(天井の中央部分を一段高くした天井)や埋め込みタイプの間接照明など形状が複雑な部屋も多くあります。どんな部屋であっても継ぎ目が目立たない、違和感を感じさせない仕上がりになるように施工しています。
柄物やパターンのクロスなど、どうしても、完全には継ぎ目がカバーできないクロス材があります。その場合は、お客様にご説明をしたうえで、人の目線の高さで柄が重なるように貼り、違和感を極力出さない工夫を行っています。
もう一つ、私たちが大切にしていることは、メンテナンス性です。
プロの目線で、10年後20年後のクロスの状態を考慮した最良のクロス材の選定やアドバイスができるように努めています。
クロスの補修で一番多いのは、お子さんが汚してしまうケースです。
そのため、アースティックでは、部分補修しても目立たないクロスを標準のクロス材として採用しています。
子供さんが小さいときはどうしても、汚してしまいますので、メンテナンスしやすいクロスにしておくと安心だと思います。

内装の仕事をしていて、嬉しいなと思うときは、やはり、お客様からの感謝の言葉やお褒めの言葉をいただいた時です。喜びとともに、また、明日から丁寧な仕事をしようと身が引き締まる思いです。
また、お客様と直接、接する機会はあまり多くはありませんが、新築の施工をさせていただいている時、小さかったお子さんが、数年たってリフォームなどで訪れた時、成長して大きくなっている。
こういう再会もまた、この仕事をしていて嬉しいなと感じる瞬間です。

お客様へメッセージ

クロスの張替えや内装のリフォームのタイミングで、また、私たちにお願いしたいと思っていただけるように丁寧な仕事を心がけています。
新築後、1年点検でメンテンナンスにお伺いしています。気になる箇所がありましたら、お気軽にお申し付けください。
そして、リフォームやクロスの張替えの時は、ご用命いただければ嬉しく思います。
また、お会いできるのを楽しみにしています。