家の顔をつくる
左官・タイル工事
新川 築士
職人気質の実直な人柄の左官屋さんです。何事にも前向きでひたむきに挑む仕事の姿勢には頭が下がります。
仕事内容について教えてください
代表的なところでは、玄関ポーチ・玄関タイルを貼ります。室内では、壁と床の取り合い部分に取り付ける部材を巾木といいますが、その部分にタイルを使う物件の工事では、巾木の施工も行います。
あまり目立たないですが、タイルは少しのズレが命取りとなります。仕上がりの美しさが重要な仕事なので、正確さとち密な作業が必要な仕事だと思っています。
また、建築に詳しい人ならご存じだと思いますが、玄関ポーチなどのタイル工事では、水勾配といって、タイル面に水がたまらないようにするため人の目では気づかない程度の微妙な傾斜をつけてタイルを貼っています。これにより水がはけて、滑り防止などの役割を果たします。
仕事のこだわりや、やりがいを教えてください
私たちの仕事は、他の職人さんの仕事が終わってからの作業がほとんどです。玄関のサッシやフローリング、壁紙が完成した状態でバトンを引き継ぎます。他の職人さんが一生懸命仕上げた中での作業となるので、傷をひとつでも付けてはいけないということを意識して施工をしています。また、玄関は、家の顔ともいえる場所だと考えています。その顔をつくる者としてプライドを持って、美しく正確な仕事を心がけています。
直接お客様と関わる機会はあまり多くはないですが、お客様から「きれいね」と言っていただけることが、仕事のやりがいです。